2015年東京で結成。池貝峻、篠田ミル、大井一彌、山田健人の4人編成。
エレクトロニックをベースとしたサウンド、ボーカルを担当する池貝の美しいハイトーンボイス、映像作家としても活躍する山田の映像演出を含むアグレッシブなライブパフォーマンスで注目を集める。
2016年、ロンドンの老舗ROUGH TRADEを含む全5箇所での欧州ツアー、フジロックフェスティバル〈Rookie A Go Go〉ステージへの出演を経て、11月にデビュー・アルバム『Flesh and Blood』を発表。翌2017年には、フジロックフェスティバル〈Red Murquee〉ステージに出演、さらにWarpaint、Mount Kimbie、alt-Jら海外アーティストの来日ツアーをサポートし、2018年3月に、さらに進化した彼らが自身のアイデンティティを突き詰め、よりクリアで強固なものとして具現化することに挑んだセカンドアルバム『Human』をリリース。その直後のSXSW出演を経て、フランスのフェス、韓国・中国に渡るアジアツアー、SUMMER SONICなどに出演。同9月にはシングル「TAO」をリリース。楽曲、ミュージックビデオの両方を通じて、yahyelの芸術表現が完全に別次元に突入したことを証明した。同じく11月には水曜日のカンパネラとのコラボ楽曲「生きろ」をリリース。2019年には再びSXSWに出演、数多くの海外メディアに紹介されるなど、ますますグローバルな動きを見せている。

Comments from yahyel(池貝峻)

——あなたにとって「渋谷」とは?

yahyel初のアルバム”Flesh And Blood”のリリースパーティーは満杯のWWWでした。2作目”Human”のツアーファイナルは雨が降った日のO-Eastでした。音楽家として目の前のオーディエンスにどう向き合うかという人生の新しい課題をくれたのが、渋谷だったように思います。その時の戸惑いだったり、集中力だったり、その先の高揚感はバンドの一歩一歩として鮮明に覚えています。
僕らは、ライブという時間をお客さんと共有するために渋谷へ行くのですが、なぜかいつも、その空気は”闘い”に近い色を帯びていて、いつも少しの緊張感がフラッシュバックします。「東京というか、”渋谷”」というと伝わるかはわかりませんが、渋谷へ向かうのは他とは少し違うのです。新しいエネルギーを求めてクラブを徘徊する時も、なんでもない打ち合わせでも、渋谷へ行くことはどこか違う領域へ入って行くような気分になります。

——本イベントへの参加意気込み

音楽をすることにも、楽しむことにも、この時期だからとて必要以上の意味を付与する必要はないと思うので、特別なことは特にありません。
ただ、音楽に携わる人たちがそれぞれの立場で苦しい時期を過ごしてきたのを目の当たりにして、この時期だからこそ、やれることをやることの重要性も強く感じました。
だからこそ、このような機会をいただけたことに、深く感謝申し上げます。
この1年以上の月日にも我々は生きていたと、いつかちゃんと実感できるようになればいいなと思います。

——PR告知

5/29 – 5/30のFFKTに出演します。
また、サードアルバムの制作を進めております。世相と共に紆余曲折した時間でしたが、音楽的にもバンドという共同体としても真新しいものが出来そうです。今年中にはお届け出来たらと思います。
https://yahyelmusic.com

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