コウさんが代表を務めるSUNSHINE JUICEは、2014年にスタートした日本初のコールドプレスジュース専門店です。
「ジュース（液体）で飲む摂取のしかたがいちばん体に作用すると思うから、だから始めたんです」と語るコウさんの熱意が詰まったお店。
「僕がコールドプレスジュースを初めて飲んだとき、自然の持ってるエネルギーが細胞にまで訴えかけてくるような、力強さが感じられたから、“これきっと好きな人いるだろうな”って」
恵比寿で１号店を開き、その後複数の店舗を展開しましたが今は「結局また１店舗に集約して恵比寿に戻ってきた」のだそう。
「恵比寿東口は、西口に比べて人も少なくて、ゆっくりしてるところが魅力的です」

デリバリーを始めてみたら、新しいコミュニケーションが！

2020年の緊急事態宣言中はお店をクローズせざるを得なかったものの、コウさんには心残りが。
「みなさんには健康でいて欲しいなって思いがあったし、生産者のみなさんは当然今まで通り作物を育てているので、できるだけ使い続けていたいという思いがすごくあって」

そこで始めたのがデリバリーサービス。

「お店で待ってるよりも、ジュースを欲しがってるお客さんに届けてあげたほうが喜んでもらえるだろうなと思って」

シンプルでまっすぐな動機で始まったデリバリーによって「月曜日にジュースを絞って、火曜日に全部デリバリーして、また水曜日に絞って、木曜日にデリバリー…」という日々になったのだそう。
「新しいお客様にもたくさん出会えたし、なかには今でも直接お店に来てくれる人もいます。新しいコミュニケーションができた感じがして嬉しいです」

オンラインでトークコンテンツを配信開始

SUNSHINE JUICEでは、２年ほど前から「JUICY TALK」というトークイベントを定期的に行なってきました。以前は実際の会場にお客さんを呼んで行なうイベントでしたが、コロナ禍を機にオンラインでの配信をスタート。Instagramの配信機能・インスタライブを用いて現在でも配信は定期的に続いています。
「ライターやアーティスト、映画監督、農家さん、ドクター…ほんとにいろんな分野で活躍されてる方をお招きしてきました」

▶︎SUNSHINE JUICEのInstagramアカウント：@sunshinejuicetokyo

コロナ禍で見えるようになった“ほんとに大事なこと”

そんなコウさんの目に、このコロナ禍はどんなふうに見えているのでしょうか。

「世の中の動きがちょっとスローダウンして、ほんとに大事なことって何なのかっていうところに目を向けられるようになった感じがします。
やらなくてもいいことを無理してやらなくなったけど、でもやるべきこととかやりたいことは忠実にやれるようになってきたかなあ、っていう感じはあります」

そして最後にコウさんは、こんなメッセージを残してくれました。
「（コロナ禍を生き抜くには）ほんとに自分が好きで楽しいと思えることを、一生懸命楽しみながらやることだと思います」
コウさんがつくるジュースに似て、コウさんが伝えてくれる思いもシンプルで、しかし本質を突くようなところがあります。欲しいと思ってくれる人へ、まっすぐに気持ちを届けることを続けてきたコウさんのジュースは、コロナ禍で奮闘するたくさんの人たちの心の支えにもなっていることでしょう。

■INFORMATION

SUNSHINE JUICE

渋谷区恵比寿1-5-8
03-6277-3122
営業時間：平日 8:00～20:00 / 土日祝 9:00～19:00
https://sunshinejuice.jp

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